トラブルメーカー?

「トラブルメーカー? 」

「対岸の彼女」(角田光代さん著)を読んでいる。 といってもまだ三分の一くらい。 「オール読物」に一部掲載されていたのを読んで どうしても全部読みたくなったのだった。 この物語の主人公葵には、いじめられた辛い過去がある。 いじめというほど激しいものではなかったけれど、私も小学6年生の時、一週間ほど、クラス中の女の子たちから無視されたことがあった。 子犬を貰う約束をしていたのに、それが果たせなかったために、子犬をくれるといってくれた女の子の気持ちを傷つけてしまった私がいけなかったのだ。 彼女の気持ちを踏みにじってしまった私が。 今思えば、ずいぶんと安請け合いをしてしまったものだ。 子どもの力だけではどうしよもないことをあの時身に染みて知らされたような気がする。 結局、その「健」と名づけた子犬といっしょにいられたのは、母が仕事から帰って来る間の数時間だけのことだった。 私がどれだけがんばって説得しても、聞き入れてもらえず、飼ってもらえなかった 「あかんもんはあかん。無理なもんは無理やねん。返してきなさい」 の一点張りだった。

続く